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サプリメントアドバイザー最前線

サプリメントメッカ・アメリカのWatcher Report

2006/08/18
 灼熱の太陽と、胸が空けるような青空。バンザイのポーズでそびえ立つサボテン。アメリカはアリゾナ州に、University of Arizona(州立アリゾナ大学)はあります。私を含め約4万人の生徒が集まる巨大な総合大学です。人種のるつぼ、といわれているアメリカですが、特に大学などの教育施設では、本当に様々な国籍を持つ人々を見かけることができます。とりわけアリゾナは、アメリカ先住民のナバホ・インディアンという民族がもともと住んでいた地です。そのため、その季節にちなんだ独自の式典や催し物も大学構内で行われます。メキシコ国境まですぐそこで、移民もたくさん。アリゾナ州民のおよそ4分の1が、メキシコ人の血を引いているそうです。
 私は、アメリカで栄養学を学んでいる日本人です。小学生の時、給食のおばさの特別授業中、目をキラキラさせながら食品の栄養素分けをしました。いろんな食べ物が集まって、目の前の食事があるんだ、しかもそのひとつひとつにちゃんと役割があるんだ、と思うとわくわくしました。高校に入り、進路を考え始めたころ、栄養学の道に進みたいと漠然と考えるようになりました。どうせならもっと科学的に、栄養成分について勉強したいと感じるようになったのもこの頃です。偶然受けた回りの刺激や後押しもあり、留学を決意した後しました。その後、いろいろな進路方面を考えました。でもやはり昔から暖めてきた栄養への思いが、私の方向性を固めたのだと思います。
 米国では栄養学は、「ハード・サイエンス」と呼ばれています。いわゆる、根っからの理系分野。カリキュラムは、有機化学、生態学、生化学などを含みます。そういった講義では、クラスを見渡して見ても、医学、薬学、看護学の生徒が入り混じっています。実際に、これらの学問はとても密接に関係していると見なされ、必須科目も重複していることが多いようです。もちろん、栄養学だけの特定の授業もあります。このような教育が、アメリカの総合的な健康医療システムの基礎になっています。
 アメリカで、一般によくある「健康ブーム」というと、食事の改善と、運動促進でしょう。悲しいかな、教育は発達していても、アメリカ一般人の生活は問題だらけ。肥満の深刻化もそのひとつです。「ちゃんと食べてる時間がないから・・・」とファーストフード店に入り、「歩いてどこにも行けないから・・・」と車のハンドルを握る毎日。結果、スーパーではファット・フリーなどのうたい文句ばかり見かけます。ジム通いもこちらではよくある余暇の過ごし方です。ただ、運動する人は、とことんするし、しない人は全くしない。サプリメントの使用も頻繁です。サプリメント専門店が、まるで薬局のように街角にあるのをよく見かけます。
 これからもっと具体的に、私が見たアメリカでの健康に関する一面をご紹介できたらと思っています。

高木奈々緒
現在米国アリゾナ大学4年生 栄養学を専攻


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