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2013/09/27

新連載 NO12.【最近増えている「自己免疫疾患」】

朝晩涼しくなり、秋を感じるようになりましたが、日中はまだ暑さが残っていますね。

朝晩の温度差が激しくなると、自律神経の働きを低下させてしまいまい、体調を崩しやすくなります。

体調管理には気をつけましょう。

 

「自己免疫疾患」が非常に増えていると言われています。

「自己免疫疾患」とはどんな病気なのでしょうか?

 

 

私たちの体を守る免疫システム

私たちの体は、外部から異物が進入するとそれから体を守るために、免疫システムというものが備わっています。

まず、体に異物が進入すると、まず粘膜で食い止められます。

そこで守りきれなかった異物に対しては、涙などの分泌物で洗い流されるようになっています。

 

次の防御は血液中の白血球です。異物を見つけて破壊しようとします。

この時、異物か異物でないかの認識が必要になってきます。

異物は抗原と呼ばれ、白血球内のリンパ球などの攻撃部隊が作り出し、血液に乗って必要とされる部位に運ばれ、抗体やリンパ球の働きによって生体内から除去されます。

 

胸腺では、白血球の1種であるTリンパ球という攻撃部隊が作られ、異物をきちんと認識する一方で、自身の抗原は無視するように訓練されます。

このTリンパ球は、特異免疫と言われています。

 

 

自己免疫疾患ってどんな病気?

この免疫システムになんらかの異常が起こると、自分の組織を異物と認識して、自己抗体と呼ばれる異常な抗体を作ってしまい、体内の特定の細胞や組織を目標にして攻撃してしまいます。

この反応は自己免疫反応といい、炎症を起こしたり、組織が損傷します。

痛みなどを伴うことも多くつらい病気です。

 

この病気にどんなものがあるかというと、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、バセドウ病、橋本病、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、潰瘍性大腸炎などで、体のあちこちが攻撃対象になるため、病気もいろいろな臓器で起こります。

 

現在、これらの病気の治療は、ステロイド、免疫抑制剤、血漿交換療法など免疫系全般を抑制するものが主流です。

根本的な治療はなく、対症療法が中心です。

 

 

自己免疫疾患と心の関係

地球に異常気象が起きてきているように、私たちの身体も、本来の働きを見失いつつあるのかもしれません。

それは、添加物の多い食生活であったり、悪い生活習慣によるものである可能性も大きいと思います。

 

この病気の心の思い癖としては、批判や自己拒絶、自己攻撃を反映していると考えられています。

自分の内面との葛藤が大きくなったり、他人との対立に苦しんだりしているのかもしれません。

それは、現在起きていることかもわかりませんし、過去をひきずっているのかもわかりません。

 

自己否定が強かったり、自己を犠牲にしてまでがんばっていることもあるようです。

 

起きてしまったことは、意味があって自分が引き寄せた出来事です。

後悔したり気にしたりするのではなく、今ある自分ときちんと向き合うことが大切です。