ホーム > ブログ > NO.21 【年齢とともに薬物の代謝、排泄は低下します。特に睡眠薬に注意!】
サプリメントアドバイザー最前線
2014/07/11

NO.21 【年齢とともに薬物の代謝、排泄は低下します。特に睡眠薬に注意!】

先日私の父が、外を歩行中にころんで怪我をしました。

足の打ち身、手は内出血して青あざだらけ・・・。

目はうつろで、ろれつが回っていないような感じでした。

なぜ転倒したのかも自分でもはっきりと覚えていない様子。

 

咄嗟に、脳に障害が起きていると感じました。

そこで病院に連れて行こうと思い、安静にして話を聞きました。

父の話では、2日前にも家の中でころんだと言います。

 

風邪をひいたかもしれないから病院に行くと数日前に話していたことを急に思い出しました。

もしかしたら薬の副作用?

薬を飲んでいるかを確認して、どんなものを飲んでいるのかをチェックしました。

 

飲んでいたのは、総合風邪薬と咳止めのお薬。

抗ヒスタミン成分が両方に入っていました。

抗ヒスタミン成分は眠気を起こすという副作用があります。

その両方の薬を1日3回きっちり服用し、そして寝る前には睡眠薬を飲んでいたのです。

 

高齢者は、自分では薬の作用でふわふわしていることが気づきにくいようです。

そもそも足腰も弱くなってきているために、通常との違いが自分でも理解しにくいのかもわかりません。

 

加齢とともに多くの薬物の代謝や排泄は低下します。

ですから、年齢を重ねていけば薬の用量の調節が必要だと思います。

まして、最近では高齢者が睡眠薬を服用していることが多くなっているので、そのあたりも薬を処方する際には確認してもらいたいですよね。

 

結局、薬が抜けるまでろれつがはっきりしない状態が続き、足取りもおかしく、しばらくは本人も外出するのも怖くなっていたようです。

痴呆が進行したのかと、少し心配もしました。

 

元の状態に戻るには1週間以上かかったと思います。

それ以来風邪薬は怖くなったようですが、睡眠薬は手放せていません。

 

父は、お昼間でもときどきうつらうつらしていることがあります。

自分ではしっかり寝ているわけではないので、そこで結構睡眠が確保されていると思っていません。

 

お昼に眠っているせいで、夜に眠れなくなっている場合もあると思います。

夜に眠れなくてもお昼に眠れば良いよと言っても、やはり夜に眠れないのは不安なのか睡眠薬を飲んでしまいます。

 

高齢者だけでなく、睡眠薬の処方率は増加傾向にあります。

病院にかかっていれば、お医者様に相談すれば簡単に出してもらえることから、薬に頼る人が増えているのかもしれませんが、乱用や過剰服用なども起きています。

 

半年から1年を超えて飲み続けると薬の耐性が生まれて、1錠では効かなくなり2錠に、そして3錠にと処方量が増えてしまうことがあります。

薬を増やしていっても、その効果は倍増することはなく、効果がなければ増やすという依存へとはまっていきます。

そして長年常用していると効果はどんどんなくなってくるのです。

 

怖いのが、年齢とともに薬物の代謝、排泄が低下してくると、翌日まで睡眠薬の効果が持続している場合があります。

記憶や意識が飛んでしまったりすることもあり、自分では気づかずに車を運転して事故を起こすケースもあります。

 

父の場合は、風邪薬と重なったことで起きましたが、睡眠薬単独でも同じような副作用は起きています。

長期摂取による肝機能低下も気になります。

 

睡眠薬と睡眠導入剤というものがあります。

睡眠導入剤は、寝付く時にリラックスできるようにする安定剤のようなお薬です。

睡眠薬より軽いと考えられますが、どちらにも依存性はあります。

 

薬はあくまでも対症療法ですので、睡眠薬は睡眠障害を改善しません。

根本的に改善するためには、生活習慣や食生活などの改善方法を探さない限り、どんどん薬の深みにはまっていく可能性があります。

まずは改善できるところから取り組み、眠くなれば自然と寝るだろうと神経質になりすぎないことも大切です。