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JNF活動レポート海外研修セミナー
2016/03/29

【アメリカの保健指導と栄養学の現状を求めてサンフランシスコへ】

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健康やサプリメントビジネスのメッカ、アメリカ西海岸を中心に最新の健康業界事情やサプリメント市場など、 健康先進国アメリカの今を理解し、さらなるスキルアップに役立てる日本ニュートリション協会ならではの 「サプリメントアドバイザー米国研修コース」。

2008年研修の模様をレポートいたします。

アメリカの保健指導と栄養学の現状を求めてサンフランシスコへ

昨日の「Expo2008」の興奮冷めやらぬうち空路サンフランシスコへ。サンフランシスコはロサンゼルスの北に位置していて飛行機で1時間と少し、 東京と大阪の距離感覚ですが、気候はだいぶ違うようです。これもアラスカ寒流の成せる業、霧のサンフランシスコと言われるように、 狭いサンフランシスコの街中でも凍るように寒い霧があると思えば、サンサンと太陽の光が降り注ぎ1年中暖房などを使わないエリアもあるとか…。
まず市内観光。アメリカで2番目に観光客が多いといわれているフィッシャーマンズ・ワーフへ。シーフードの屋台が並び、波止場からは、アルカトラス島、 ゴールデンゲートブリッジも望めます。昼食に魚介類豊富なメニューを頼んで、日本人好みの味に大満足でした。

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販売店を訪問

途中、市内にあるオーガニックハウスの名門「Whole Foods」を訪問。自然食品、オーガニック食品、ベジタリアン食品などを取り揃え、 FDAが設定したオーガニック基準を明示した商品やサービスを視察。商品のディスプレイ一つとっても参考 になるほど、 店頭の運営や工夫は日本の次代を予感させるものばかりです。
その後、「Rainbow Grocery」を訪問。生協スタイルのスーパーマーケットです。

サプリメントコーナーのスタッフによると、サンフランシスコは霧の街とも称され、曇りの日が多いため、ビタミンDを摂取する人が多いとのこと。 また、各個人がサプリメント・健康に強い関心を持っており、常備されているサプリメント専門書などを参考に購入している方も見受けられます。
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どの店もベースサプリメントを中心に改善したい症状別に陳列、消費者の需要の度合いがよく分かる現場です。
またどの販売店の店頭にも、商品情報が充実。メーカーや各種団体、医療機関、政府などが発行したパンフレットや小冊子が設置してあり、 消費者はそれぞれ自分が興味を持っている商品情報や健康情報を事前に勉強して、目的のサプリメントを購入しています。

日本のように身近に健康や商品情報が無いため、テレビで取り上げられる単一商品に誰もが殺到する売り切れ現象はないようです。 これも市場に十分な商品情報があるアメリカならでは、我が国も早くそのような環境が整うことを祈るばかりでした。
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アメリカの健康最前線のリーダーに話を聞く

2008年3月18日(火曜日)もう研修旅行の最終日程です。この日は一日、ディジーズ・マネジメント第一人者の先生のゼミ、 カリフォルニア大学デイビス校の栄養学部の教授のセミナーを受講と盛りだくさんな内容です。

ディジーズ・マネジメントの第一人者:生理学者/Gregg L. Mayer先生のゼミ

ディジーズ・マネジメントの第一人者、Gregg L. Mayer先生のオフィスを訪問。アメリカの保健指導の最前線のゼミです。 「Disease Management」:ディジーズ・マネジメントとは、糖尿病、喘息、心臓病等の慢性疾患の患者集団と、彼らを担当する医師その他の医療従事者の双方を主たる対象者として それぞれの疾病に固有の手法で働きかけを行い、質の高いヘルスケアも低コストで提供できるようにする取り組みです。

アメリカと日本では保険制度が異なります。
アメリカでは医療保険に加入することは個人の自由である為、国民の約15%は医療保険に加入していません。

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アメリカのディジーズ・マネジメントの出発点は、慢性患者を減らすことでした。慢性患者が占める医療費は莫大であり、費用の大半は合併症の治療費です。 適切な治療や日常生活の改善により、慢性患者の数を減らすことでコスト削減を図れます。

健康にはレベルがあり、そのレベルを高めていくことは可能です。アメリカでは、ヘルスからウェルネス、そしてオプティマルヘルスへと健康観が移行しています。

ヘルスとは病気ではない状態であり、ウェルネスとは病気を予防する状態です。そして、オプティマルヘルスとは病気を予防し、 さらに最善の健康を維持する状態のことです。日本の「特定検診・保健指導」のあり方を考える上でも大いに参考になる内容でした。

・・・次回へつづく・・・