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2013/12/03

新連載 NO14.【増えている向精神薬とは・・・安易に飲んでいませんか?】

良い気候の時期はホント短いですね~。

10月半ばは半袖でも良かったという気温の日もあったのに、1カ月以内でダウンを着ることに・・・秋はどこへ行ったのでしょうか?紅葉も一気に進んでいます。

皆さんは紅葉に行かれましたか?

 

最近気になるコマーシャルが流れています。

うつ病は、こころの症状だけでなく、頭痛や肩の痛みなどの身体の症状も現れます。

「身体の痛みがうつの症状とは知らなかった」という理由で、適切な治療を受けずにいる患者さんが多く存在します・・・・・・

 

このCMは、身体の痛みである肩コリや頭痛も「うつの症状」の一つで有る可能性が高いため、抗うつ剤が効果的です・・・と聞こえてしまうのは私だけでしょうか?

 

向精神薬とは大きく分けると、抗うつ剤、抗躁薬、抗不安薬(精神安定剤)、睡眠導入剤、抗てんかん薬などがあります。

一般的に良く知られるのが、抗うつ剤、抗不安薬(精神安定剤)、睡眠導入剤だと思います。

 

これらのお薬は、精神科ではなく内科でも普通に処方してもらえます。

そのせいか、眠れない、気分がすぐれないということで、安易にドクターからお薬を出してもらう人も少なくはありません。

 

年間販売高が170億円台だった抗うつ薬市場は、2007年には900億円を超えています。

これは、1999年にSSRI(新型抗うつ薬)が発売されたためで、SSRIの増加とともに、うつ病患者が急増しているのです。

 

以前、「報道されない抗うつ薬副作用の恐怖」という記事が、雑誌に掲載されて話題になっていました。

「抗うつ薬の副作用」で、無差別殺人を引き起こしているのではないか・・・。

向精神薬を処方されてから急に性格が変わったり、突発的な事件を起こしたりする事例が増えてると言われています。

 

向精神薬は、多剤処方が非常に多いのです。

短剤では問題なくても、重複して出す場合は、その相互作用がどうなるかははっきりしていません。

ですから、薬が問題で自殺や犯罪を起こしても、その因果関係は非常に難しいものになるのだそうです。

 

あるテレビ番組、精神科のドクターが、何種類ものお薬を飲んでいるから、さらに症状を悪化させてる、基本は短剤処方であるべきなのに、複数の処方は有り得ないと言われていました。

 

弊社のお客様でも、向精神薬を飲まれている方のほとんどは3種類以上は飲まれていると思います。

ひどい方になると7~8種類も飲まれています。

何年飲んでいても、一向に良くならないと聞くこともしばしばです。

 

軽い安定剤だからと服用しはじめて、量が増えていったり、眠れないからと安易に睡眠導入剤を飲む人は多いと思います。

お年寄りに聞けば、ほとんどが睡眠導入剤に頼っているのではないかと思うくらいです。

 

睡眠導入剤が翌日まで残っていて、友人の父親は自動車事故を起こし、慌てて薬を止めたと言います。

ご本人は、睡眠導入剤が残っているとは思わなくて、何となくぼ~っとしているのは、年齢的なことだと思っていたようです。

 

安保教授は、癌の原因は「薬の飲み過ぎ、悩み過ぎ、働き過ぎ」と言われています。

眠れないのは、寝よう寝ようと思うからかもしれません。

眠れないと本でも読もうというくらいの気持ちでいることが大切なのだと思います。

人間、睡眠が必要になれば、必ず眠れます。

 

向精神薬を使われている方、薬の量や本当に薬が必要なのかをよく考えて用いることをお薦めします。