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2010/02/10

Part15 【うつの患者がビジネスになる?】

こんにちは。

三寒四温という言葉が当てはまる時期になったのでしょうか?

 

昨日との温度差が10度近くにもなることもあり、着るものや室内温度にとまどうこの頃です。

温暖化のせい?か、年ごとに冬が短くなるような気がします。

 

逆に夏が長くなっているような・・・。

ちょっと気になる傾向ですね。

 

 

うつ病とは・・・・・

100万人を超えたうつ病患者。

これまで「心のカゼ」と呼ばれ、休養を取り、抗うつ薬を服用すれば半年から1年で治ると考えられてきたが、現実には4人に1人は治療が2年以上かかり、半数が再発する。

 

その背景には、治療が長期化している患者の多くが、不必要に多くの種類や量の抗うつ薬を与されていたり、診断の難しいタイプのうつ病が増加していることが専門家から指摘されている。

 

さらに、医師の技量レベルにばらつきがあることも明らかになってきた。 (NHKオンラインより引用)

 

うつ病とは、何らかの原因で慢性的に気分が落ち込み、やる気が出ないということが長く続いたりし、その結果、身体のあちこちに不調があらわれてくる病気です。

最近は急増しているとも言われています。

 

 

なぜ起こるの?

ホルモンバランスの変化、離婚や死別、ストレスなど、気分が落ち込むことはよくありますが、普通は心を回復する力が備わっていて、またがんばることができます。

 

しかし、同じストレスでも人によって受け取り方はさまざまで、影響も違ってくるため、立ち上がれない人も出てくるのです。

 

医学的に言えば、何らかの原因で、神経伝達物質の放出量が低下して起こり、それによって気分的な落ち込みが生じると考えられています。

 

 

間違った診断、薬の副作用も多い?

うつ病は、タイプも複雑になってきていると言われています。

ですが、お薬の乱用で症状が悪化している場合も多いと、NHKの番組でドクターが話されていました。

 

メンタルクリニックなどの精神科の病院は、分野の専門家でなくても医師であれば開業はできます。

難しい病気であるにもかかわらず、ビジネスとして始めるドクターもおられるようなのです。

 

うつの患者さんは、確かに治りにくいし、お薬も長く処方されるので、ビジネスと考えれば、儲かるお客さんなのかもしれません。

 

そのために、患者さんときちんと向き合うこともせず、調子が悪いと言えば薬をどんどん増やしてしまうドクターも多いとか・・・。

テレビの患者さんの中には、19錠も処方されていた方がおられ、薬の副作用で1日中ぼ~っとしたり、意識を失って倒れる患者さんもいらっしゃいました。

 

ある患者さんが、同じ時期に病院を5件回った結果、薬の量や出された成分がかなり違うということが起こっていました。

数年間患っていた方は、別の病院でドクターの指示の元、薬の量を減らして治療を続け、1年ほどで改善されていました。

 

もっと早くに気づくべきだったと話されていました。

 

 

進歩している治療法

薬の処方を根本的に見直す取り組みや、難しい診断が一目でできる技術の研究が進んでいる。

また、「うつ先進国」のイギリスでは2年前から、国を挙げて抗うつ薬に頼らず、カウンセリングでうつを治す「心理療法」を治療の柱に据え、効果を上げている。(NHKオンラインより引用)

 

先進国イギリスだけでなく、日本でもドクターの診断を一定基準にするため、脳の血流量で脳の働きを把握できる機械が現在実験段階であったり、薬だけに頼らない方法を用いるということも実施されてきています。

 

NHKで話されていたドクターは、基本的に、初診で薬を何種類も出したり、薬の説明をきっちりしない、不調だと言って話も良く効かずにすぐに薬を増やす医者は問題があると言われていました。

 

薬は、基本的には一つであるべきで、多くなると薬の副作用も強くなると言うことでした。

数種類出さないといけない場合もあると思いますが、初診での対応としてはやはりおかしいのかもしれません。

 

イギリスでのカウンセリングは、国を挙げて取り組まれていて、悩みの根源を見つめ、患者さんと話をすることで、それがその人にとって大きな悩みではないということを少しづつ理解してもらい、心を軽くしていくというようなやり方をされていました。

 

日本で、カウンセリングが普及しないのは、保険がきかないためで、お金がかなりかかってしまうからです。

それより、保険がきく薬に頼るという傾向があるのです。

 

 

納得いくドクター探しを

うつの治療で、納得いかないドクターに治療を受けた患者さんが、自らネットワークを立ち上げ、良い病院、悪い病院の地図を作られていました。

 

メンタルクリニックは、机さえあればできると言われていたので、ビジネスとして開業するドクターも多いのかもしれません。

それとは反対に、カウンセリングに時間をかけ、1日中自分の時間がないくらい患者さんと向き合っておられるドクターもおられます。

そんなドクターがほとんどだとは思いますし、そうでないと困るわけですが・・・。

 

私たちは、診てもらうドクターにすべてをあずけるわけですから、どんなお薬を処方されてもわからないですし、なかなか薬のことや症状について質問することも勇気がいります。

 

ですが、あやまった診断は、病気を長引かせるだけでなく、悪化させるということもあるので、ますますセカンド、サードオピニオンは必要だと感じました。